昭和50年代あたりは町中に模型屋さんが、けっこうありましたが、今となっては、ほとんど見ることはできなくなってしまいました。
この写真は、私が小学校の頃に買ったゼロ戦のプラモデルです。
当時100円で売ってました。
ヤフオクで検索してこのプラモデルを発見し、購入しました。
見つけた瞬間
「わ~なつかしい」
「これ子供の時買ったやつだ」
何十年かぶりの記憶が蘇りました。
今見ても、当時のワクワク感がまだ少し残っている感じがします。
まずこの箱絵どうですか?
なかなか味のある絵だとは思いませんか?
ゼロ戦を整備中の絵ですが構図がばっちり決まっており、臨場感が伝わってきます。
当時のプラモデルの箱絵は非常に素晴らしいものが多く「ボックスアート」と呼ばれていました。当時の子供たちは作る喜び以前に、この箱絵を見て購買意欲が湧き、購入することも多かったらしいです。
随分後になって知ったのですが、この絵は実際の写真を元にして書いた絵であることを知りました。それがこの写真です。
とにかくゼロ戦はカッコよかったですね。
ゼロ戦には各タイプがありますが私は、その中でも21型が一番好きでした。
これ以降のゼロ戦はエンジンが改良され少し大型化され先端部分が細くなっていますが、21型のエンジンの方が機体にぴったりと収まっておりバランス的にもいい感じがします。
私はプラモデルを作ることより眺めることの方が好きでした。
何度も何度も眺めていたことを思い出します。
普通プラモデルって塗料を塗りますよね。
私はこのゼロ戦には何も塗りませんでした。
この緑っぽい色がとても綺麗だったからです。
当時のプラモデルとしてはなかなかよくできていると思います。
翼端を折り曲げることもできるし着艦フックも動かせます。
このプラモデルはLS(エルエス)という日本の模型メーカーが作ったものです。
この会社は操業が1946年という長い歴史を持った老舗でしたが、1992年に残念ながら倒産しました。
その後、プラモデルの金型は引き継がれアリイというメーカーでその後も販売が続けられていたようです。
今でも、ゼロ戦21型には特別な思いがあります。