長年、乗ってきたマウンテンバクです。
この自転車の特徴は
機動性に優れており、とにかく軽いということです。
通常の自転車より走りやすいです。
とにかくハンドルが軽快に動き小回りが利きます。
そして軽量なため、人の手でヒョイと持ち上げることが可能です。
随分長い間乗っていました。
後輪のスタンドを見て下さい。
何か他のマウンテンバクと違うと思いませんか?
これ元々ついている片側だけのスタンドを外して普通の自転車についているスタンドを
無理やり付けたんです。
何故こういうことをしたのかというと
やたらと強風が吹くと倒れるからです。
このため倒れた衝撃でギアチェンジャーの部分が壊れてしまったことがあるんです。
自転車者屋さんに頼んでなんとか逆向きですが取り付けてもらいました。
あとはイスの部分ですね。
マウンテンバイクの場合イスが細長いので長時間乗るとお尻が痛くなってしまうんです。
そのため、これまた普通自転車の椅子のカバーを無理やり取り付けました。
ガムテープで貼り付けました。
もうこの自転車を使用して何年になるでしょう?
買った時の記憶がないくらいです。
後でネットで調べて見るとこの「RISKEY」というマウンテンバイクは
90年代に販売されていた自転車でした。
ほぼ毎日、この自転車に乗って町中を走り回っていました。
ところがある日、ギアチェンジがうまくいかなくなり
スムーズに走れなくなりました。
「まあ、ギアの部分を交換すればなんとかなるだろう」
と思って自転車屋さんに持っていきましたが・・・
自転車屋さんは
「う~ん」
「これはもう後輪の軸がズレてしまって状態が悪すぎるね」
「直すのは難しいと思うよ」
と言われました。
「え?」
「そんなに悪かったの?」
と思い、その日は一旦家に持ちかえりネットでいろいろ調べてみました。
マウンテンバクの後輪のディレイラーという部分がズレていると
ギアチチェンジがうまくいかないらしいです。
「じゃあこの部分を交換すればいいのでは?」
と思い翌日別の自転車屋さんで見てもらいました
しかし・・・
「これを修理するのは、うちでは残念ですが無理だと思います」
との返事。
「そんなに状態が悪いのですか?」
と聞くと
「はい、かなり酷い状態です」
との返事。
「仕方がない。新しい自転車を買うか」
と思い、普通の自転車をその店で買いました。
その際
「このマウンテンバクは、店で引き取ってもらえるのですか?」
と聞くと
「はい、こちらで引き取ります」
との返事。
長年、付き添ってきたこの自転車とお別れの時がやってきてしまいました。
「写真だけは撮っておこう」
と思い、この写真を撮りました。
長い間、ありがとう。
マウンテンバイク。
新しい自転車に乗って帰る時に
思わず泣けてきました。