陸上自衛隊に新しく配備された20式5.56mm小銃(右側)です。
左側は89式小銃です。
自衛隊の戦車や銃などの名称に○○式といった呼び方がありますが、これは配備された年の西暦の下2桁をとって付けられています。
この銃は20式なので2020年配備開始ということになります。
重量は3.5kg。64式小銃は1964年配備開始です。
この銃の重量は4.4kgなので、20式は、かなり軽くなってますね。
発射速度は毎分650発~850発です。
海水に浸かっても使用が可能なように排水性が高く、塩害、錆などにも強い構造になっています。
また銃身は銃尾部の伸縮が可能で体格に合わせて調節が可能です。
銃身の上下に見られるレールは上部が光学スコープ、下部がフォアグリップ等の付属品を取り付けることができます。
一般の方は
「自衛官は普段から銃を扱っているので自分で銃を製造することもできるのでは?」
と考えている人もいるかもしれませんが、それができる人は、おそらく一人もいないでしょう。
自衛隊が普段行っているのは
銃の分解結合による武器手入れ
つまり銃を分解して射撃時についた各部品の汚れを取り除き、その後で元の状態に結合するといった作業を行っていますす。
銃の製造は愛知県の豊和工業という会社で行われています。
自衛隊の基地の中に武器を作る工場があるわけではありません。
製造は全て民間の企業が作っています。