旧大阪砲兵工廠は、かつては、広大な軍需工場でした。
建設されたのは1870 年で、第二次世界大戦時に日本軍が使用した大砲などの膨大な数
の武器と装備を生産していました。
工廠の大部分は、終戦の前日に米軍の爆撃によって破壊され、
残った部分も後に取り壊されました。
この化学分析所だけが、唯一破壊を免れた建物でした。
戦後、ここは官庁として利用され、後に大阪大学工学部の一部になり、
1994 年まで自衛隊の地方連絡事務所として使われていました。
今では閉鎖されてしまい、廃墟と化しています。
是非、重要文化財として保存してほしいです。