ゼロ戦21型

ミリタリー系、昭和レトロなブログです。

レトロな変電所

 

このレトロな建物は、何だかわかりますか?

 

重要文化財」ではありません。

 

「変電所」です。

 

一般的な、電気の流れとしては

 

発電所で電気を発生させる

 

高圧の電気を鉄塔などを使用して各地域まで送電する

 

各地域にある、変電所で、その高圧の電気を一定の電圧まで下げて送電する。

 

各家庭には、さらに、電柱についている変圧器で100vまで下げて送電する

 

といった感じになります。

 

つまり変電所の役目は、電圧を下げることなのです。

 

この建物が建設されたのは、1911(明治44)年です。

 

大阪にある、阪堺電気軌道の変電所として開設されました。

 

現在も現役で、南海電車高野線阪堺電軌に電力を送っているそうです。

 

明治時代に建設された建物が、令和時代にも残っています。

 

普通、一般住宅やビルなどは、老朽化してくれば取り壊して、新しい建物を作ります。

 

しかし、この建物は明治時代から、時間が止まったかのようになっています。

 

「この建物の耐用年数は、一体何年なんだろう?」

 

「レンガ作りの建物は、無限なんだろうか?」

 

と、いろいろと考えてしまいます。

 

こんな絵になる変電所は、おそらく他には、ないでしょう。